ゆたか建築設計事務所

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太陽光発電システムと電力買取制度について

ゆたか建築設計事務所 更新:2012/6/25

今回は、住宅用太陽光発電システムと余剰電力の買取制度についてご説明させて頂きます。

早速ですが、電気を発電するための太陽光発電システムには、主に以下に記します機器が必要になります。

・太陽光モジュール
畳一枚分程度の大きさの黒系色パネル状のもの、いわゆる太陽電池。(1枚あたりの発電量は200W前後の為、複数枚の設置が必要。屋根形状等で設置可能枚数には限界がありますが、各家庭の消費電力量等に合わせて、ご希望の枚数の設置が可能。)

・架台
太陽光モジュールを屋根に設置するためのアルミ等で作られた部材。(屋根の形状・仕様に対応できるよう、様々な形状のものがあります。)

・パワーコンディショナー
発電された電気を、家庭用電力として使用できるように変換する装置。(ブレーカーボックスのような大きさと形状で、主に屋内に設置します。)

・接続箱
太陽光モジュールによって発電された電気をパワーコンディショナーへと送る装置。(30センチ四方程度の大きさで、主に屋外に設置します。)

・接続ケーブル
各機器を接続するためのケーブル。

これらの機器を設置することにより、日中の太陽光を家庭用の電力として使用する事ができます。ここで注意して頂きたい点は、基本的には、太陽
光発電システムによって発電された電気は貯める事ができません。(最近では、メーカーによって、電気を貯める事の出来る蓄電装置を、オプションとして取付ける事も可能になりました。)また、夜間は発電できない為、いままで通り電力会社より電気を買い取って使用する必要があり、太陽光発電システムを取り付けたからと言って、電気料金の支払いをゼロにする事はできません。これでは、いくらエコに貢献できるからといっても現在ではまだまだ高額な太陽光発電システムを取付けようと思われる方は少ないと思います。

そこで、電力会社には、太陽光システムの設置を促す為等の理由で各家庭にて発電された電力を買取ってくれるという制度があります。通常私達は1kWhあたり20円前後で電力会社より電気を買取っているのですが、この制度では、1kWhあたり42円(H24年7月?H25年3月)で電力会社に電気を買取って頂く事ができます。

単純に考えても2倍の金額で売る事が出来るのは驚きです。

電力会社の買取りには通常取付けている電気メーターとは別に、売電用メーター(一般住宅で太陽光システムを設置する場合、特別な理由がない場合、売電メーターの設置も同時に行います。)を使用します。この二つのメーターの回転方法と売電の仕組みですが、日中は太陽光発電システムにより発電された電気を使用するので、使用している電力量と発電量が相殺しあいます、その為、買取メーターの動きとしては、使用電力量の方が多い場合のみ多かった量回転をし、逆に発電量の方が多かった場合には、買取メーターは回転せず止まります。この時の売電メーターの動きは、単純に買取メーターとは逆で、発電量が勝っている時のみ、勝った量メーターは回転し、それ以外の時には止まる事になります。夜間や雨天時などの発電を行わない時には、買取メーターのみが回転することになります。売電メーターの検針は電力会社の検診員が毎月電気メーターと共に検針をしてくれる為、特別な手間は一切かけずに売電を行うことができます。
しかし、電力会社では、使用電力料金と売電料金を差し引きし計算をしての請求ならびに支払いは行って頂けない為、どんなに発電を行ったとしても、買取を行った分(夜間等の使用量分)の電気料金の支払いは行わなければならず、売電分はあくまでも、支払い分とは別で、個人の銀行口座等に振り込まれる形になります。だいぶわかりにくくなってしまいましたが、簡単に考えて頂くと、電力会社からの売電分の振込があるだけで、お客様としては今までの電力会社とのやりとりから特別やる事が増えるという事はありませんので、ご安心ください。

電力会社の電力の買取料金についてですが、上にも書かせて頂いたとおり、H24年6月現在の最新の情報としては、H24年7月?H25年3月に契約を行ったシステムついては、現行の1kWあたり42円の買取金額であり、電力会社との契約後10年は買取金額が固定となっております。

太陽光システムは近年、こういった余剰電力買取制度や、各種補助金、さらに機器自体の低価格化が行われ、一般家庭においても標準的な住宅設備として取付けられるようになってきていますが、そのシステムについてはお客様の認知度も低く、まだまだこれからの技術といった部分も多いとは思います。お客様から買い時について聞かれる事があります、正直、蓄電設備等のオプション的な技術面については、1年先や2年先まで待てばさらにいいものが出てくるのは、間違いないと思います。しかし、基本的なシステム機器の変化は少ないかとは思いますし、補助金や電力の買取制度については、あくまでも導入促進の緊急的な措置ではありますので、事実前年度から今年度にかけて補助金額は下がっておりますし、電力の買取金額も上がることはなく下がる一方にはなるかと思います。今が一番の買い時とは言えませんが、買い時であるという事は間違いないと思います。

昨今太陽光発電システムは、設置専門業者等も増え、価格競争の中、設置価格や本体価格が下がり、普及が拡大することで家電化しつつある部分もありますが、太陽光発電システムの設置には、既存の屋根に穴を開けなければならない工事が必要な場合などもあり、立派な建設工事を伴うものです。太陽光発電システムの設置をお考えの際はぜひ一度建築のプロであるゆたか設計事務所にご相談頂けますよう宜しくお願い致します。

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