ゆたか建築設計事務所

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照明設計について

渡辺 慎太郎 更新:2008/6/27

ど?もお世話になっております、渡辺です。
中華料理屋さんが、完成しつつあります。
住宅部分は予算の関係上、見せ所が少ないのですが、
外は閉鎖的に、中は開放的にというコンセプトのもと、
玄関は吹抜にしてあります。(奥様ご要望)
ただの吹抜けではつまらないので、照明計画をちょっと変えてみました。
ペンダントライトや、ダウン照明をいっさい使わず、
アッパーライトの光による反射で照度をとるようにしました。
この照明により、人の顔に影が出ないなど、照度が均一になり、とてもきれいな光が生まれます。
そのかわりに、光がよく反射するよう、内装クロスを白系にして、光の反射率をよくしなければなりません。

また一緒に、過去に私が照明設計した物件の例も紹介させていただきます。
照明設計はかなり重要で、ただのビニールクロス仕上げでも、ものすごくよく見えるようにできます。

中華料理屋さんの住宅吹抜部分でアッパーライトの光による反射で均一な照度確保してあります。

デイサービスセンターで、これもアッパーライトの光による照明計画で、中央のペンダントライトは飾りみたいなものです。
主照明はあくまで、アッパーライトで、均一な照度を確保してあります。
あまりに照度が均一すぎて最初は不思議な空間に感じました。

下の2枚は、公衆浴場の飲食スペースで、今まで紹介したものと違い、
最低限のダウン照明(かなり暗くしてあります)をもうけ、
他は、高照度の間接照明で雰囲気を出してあります。

框の下や、ニッチ内に高照度の照明器具を取付けた間接照明

カウンター下に、高照度の照明器具を取付けた間接照明

上記の照明計画は、昼の採光もかなり重要で、
住宅とデイサービスセンターは、昼には、上部の高窓によりふんだんに自然採光を取入れ、
とても明るい空間になっております。(照明はもちろん不点灯です。)
公衆浴場については、飲食店ですので、雰囲気を出すため、窓をいっさいもうけず、
間接照明により、昼も照度をとっています。そのため、長寿命、高効率の照明器具を使用しています。
参考にしてみてください。本当にかっこいい照明計画は結構難しいですよ。

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