ゆたか建築設計事務所

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駅前に賑わいを

吉永 敏久 更新:2017/7/15

こんにちは。吉永です。

富士山への玄関口、富士宮駅前に抜群の好立地のオフィスビルがあります。不景気を引きずり高い利便性にも関わらず全フロアが空室となってしまった5階建てのビルは、人々の行き交う駅前で寝顔を見られながら眠ってしまっていました。

富士山の世界遺産登録から富士宮駅は少しずつ利用客が増え、ホテルの建設なども始まり、ゆっくりと都市が動き始める気配を肌で感じる様になりました。そんな中、幾つかのタイミングが重なり、この機会に眠っているオフィスビルを事務所から飲食店に用途変更し、ビルに付加価値を与え新たな駅前の顔とするリノベーションを行いました。昔は建築基準法の完了検査を受けずに使用開始してしまう建物が多く、このビルも同様に検査済証の交付を受けていない建物でした。検査済証が無い建物は、法的な適合性が証明出来ないため、合法的に建築確認を伴う改修を行うにはハードルが高くなります。そこで富士宮市と協議を重ね、既存建物の構造躯体の鉄筋探査などの現況調査を行い、過去のテナント改修を繰り返しているうちに違反建築となってしまった部分や既存不適格部分を整理して違反部分は是正し、建築基準法上の問題をクリアにすることで既存建物を新たに有効活用することができました。

既存建物を活用していく事は、所有者様には経済的にも工期的にも非常に有利な事が多く、建物のハードとテナントのソフトが上手くマッチングできれば、眠っている建物に今までとは違う大きな価値を生み出せる可能性があります。

御協力頂いた全ての皆様に心より感謝致します。

 

Before

 

After

設計監理:(株)ゆたか建築設計事務所

施工:(株)大銀

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